ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二百十八回 レザーペーパーで作った化粧箱 〜その4〜
3月 3日(木) 晴れ時々曇り(香川県)
きょう3月3日は、”桃の節句”です。
世の女の子たちは、お祝いを受けていることでしょう。
店長は男の子なので、子供の頃からひな壇を飾って、ひな壇の前でお菓子を食べている風景が不思議でした。
たくさんのお人形が飾られているだけですからね。
持って遊んだら怒られますからね。
結婚して、女の子が産まれてからは、お雛様のありがた味がなんとなく分かってきました。
女の子って、小さいうちから女の子なんですね。
逆に、男の子って、小さいうちから男の子なんですね。
親が教えた訳でもないのに、女の子らしさ、男の子らしさが出てくるのは、なんとも神秘的です。
元気に育て、我が子たちよ。
”桃の節句”にちなんだ形になりましたが、きょうはピンク色の「レザーペーパー」を使った化粧箱をご紹介します。
きのうのミ箱を3個使って、ちょっと変わった化粧箱を作ってみました。
それぞれのミ箱にブック式化粧箱のようなフタをつけ、交互に開くようにギミックを付けました。
写真で見ていただくように、花が咲いたようでしょ?
使っている紙が、ツヤのある「レザーペーパー」とキラキラの濃いピンクの紙で華やかだったので、箱の形も華やかにしてみました。
写真のように上からフタの状態でもいいですし、箱を倒して箱の口を前にすれば、トビラ付きのステージのようにもなります。
フタを閉じると、けっこうスッキリした箱になるんですよ。
それぞれのミ箱にお人形をいれて、収納ケースを兼ねたひな壇にもなるんじゃないかな。
きょうの箱でも、紙のつなぎ目の処理方法など、まだ解決すべき課題があります。
変わった化粧箱を作っていると、いろんな障害が出てきたりします。
頭で想像した箱を作るのって、意外に難しいものです。
それでも、出てきた障害を解決することで、オリジナル性のより高い化粧箱に仕上げることも可能です。
解決するための技術の考案、解決するための素材の情報収集、やることはまだまだありそうです。
化粧箱の魅力をお伝えするために、これからも頑張ってまいります!
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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