ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第百九十九回 合成樹脂を使った強い紙 〜その2〜 

 2月 3日(木) 晴れ時々曇り(香川県)

 

「鬼は〜ソト!、福は〜ウチ!」

大きな声で豆をまいている家庭もあるんじゃないでしょうか。

きょうは”節分”です。

季節の分かれ目ですね。

季節の変わり目は厄災を受けやすいとされ、厄災をはらうために豆まきをするそうです。

店長も、きょうは子供たちと豆まきの予定です。

 

鬼といえば、悪いヤツのイメージが強いですが、店長が好きな昔話「泣いた赤鬼」では、とても優しい青鬼が出てきます。

人と仲良くしたい赤鬼のために、自らを悪者に仕立て上げ、赤鬼の前から去っていく青鬼には、何度か泣かされてしまいました。

香川県のマスコットにも「あおおにくん」なるものがいます。

”桃太郎”に出てくる「鬼が島」が、香川県にある「女木島」であるとされるところからのマスコットだったかな?

香川県の詫間町には”浦島太郎伝説”もありますし、香川県はおとぎ話では有名な場所ですね。

 

さて、きょうのテーマに移ります。

きのうに引き続き、「合成樹脂」を使った紙を紹介します。

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、緑色かかったパール調の紙で、光を反射してキラキラ光ります。

きのうの赤い紙とは雰囲気の異なる「擬革紙」です。

 

きょうの「擬革紙」も、紙の表面に「合成樹脂」を施しており、物理的ダメージには強い紙に仕上がっています。

破れにくいし、汚れも目立たない、作業的には扱いやすい紙ですが、やはり硬いので、箱に加工するにはやりづらいところもあります。

水も弾くので、考えながら糊付けする必要があります。

でも、破れ、擦れに強く、濡れにも強いこの「擬革紙」は、化粧箱の可能性を広げてくれる、頼もしい素材の一つです。

 

明日は、さらに雰囲気の異なる「合成樹脂」を使った紙を紹介します。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

ほかの日のブログはこちら

 

 

 

 

 

Ferretアクセス解析