ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第百二十五回 味覚の秋! フルーツ化粧箱 〜すだち〜

10月8日(金) 雨(香川県)

 

きょうは二十四節気のひとつ、”寒露”です。

草花に冷たい露が宿る、という意味だそうです。

言い回しがキレイですよね。

日本語は美しい言葉だな、と、改めて感じます。

 

香川県は、昼前から雨が降っています。

冷たい雨というほどではありませんが、半袖で過ごしていると少し肌寒い感じです。

とは言え、西日本では最高気温25℃以上の夏日の日も珍しくなく、なかなか衣替えできない状況です。

 

寒い時期になってくると、色々なかんきつ類が市場に出回ってきます。

店長が住む四国でも、かんきつ類の栽培が盛んです。

きょうご紹介の「すだち」は、店長がいる香川県のお隣”徳島県”で生まれました。

”ハウスもの”と”路地もの”がありますが、今の時期はより香りが強い”路地もの”の収穫が行われています。

 

果実が緑色の時期に収穫し、果汁はとても酸っぱいです。

そのままで食べられることはほとんどなく、味付けのワンポイント的に使われることが多いです。

香川の名物”ぶっかけうどん”にも、半分に切った「すだち」がついてきます。

この「すだち」をうどんにかけると、ほど良い酸味が加わって、味にしまりが出てきます。

 

産地徳島県では、「すだち」のエキスをお酒で抽出した「すだち酎」というお酒があります。

分類で言えば「リキュール類」になるのですが、「すだち」の酸味と香りがする焼酎タイプのお酒で、女性を中心に人気があります。

 

「すだち」は”酢みかん”と呼ばれる仲間ですが、店長は”酢みかん”の区別がつきません。

”酢みかん”には他に、「ゆず」「ゆこう」「かぼす」「だいだい」などがあり、「キズ」「ジャバラ」「へべす」などというものもあるようです。

目の前に「すだち」を持ってこられても、名前を当てることはできません。多分。

 

きょうのフルーツ化粧箱ですが、なかなか「すだち」の特徴が出ています。

写真では分かりづらいですが、表面を覆っている化粧紙は、濃い緑色の”クロコGA”という紙です。

ウロコのような模様があるのが特徴で、色といい、デコボコ感といい、「すだち」にピッタリの化粧紙です。

 

フルーツ化粧箱も種類がどんどん増えてきて、フルーツの「箱化」に慣れてきたようです。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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