ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第九十八回 金色で「寿」 おめでたや〜

8月30日(月) 晴れ時々曇り一時雨(香川県)

 

最近、香川県でも夕立がよく降ります。

きょうも雨が降って、道路が濡れています。

少し前までは、安定した日差しが日の出から日の入りまで続いていて、地獄のような暑さでした。

しかし、雨が降ってくれると空気が少し冷やされて、朝晩はずいぶん過ごしやすくなりました。

はやく秋らしい天気にならないかなぁ。

 

先週の金曜日に引き続き、きょうも金色の紙を使って”箱屋の試み”進行です。

 

前回も書きましたが、今回使用している金色の紙は、表面を金属処理しています。

表面が硬くなっているので、化粧紙としては貼りにくい紙です。

しかし、この表面の硬さを活かした加工方法のひとつが、きょうご紹介の「エンボス加工」です。

 

「エンボス加工」とは、紙などの表面に凹凸模様を施す加工方法です。

先週ご紹介した”クロコ”や”レザック”の模様も、「エンボス加工」によるものです。

 

加工方法のほとんどは、模様の形に彫った金型を紙に当て、プレスすることで金型の模様を紙に写すことで成されます。

プレスを強くすれば模様が強くでますが、プレスが強すぎると、紙が破れてしまいます。

 

その点、きょうご紹介の金紙は、表面を金属処理しているため敗れにくいです。

また、表面が硬いので、金型の跡が付きやすく、模様がくっきり出ます。

おめでたい文字「寿」は、金色でくっきり表したいですよね。

 

同じ条件でクロコやレザックをエンボス加工してみましたが、模様がぼやけて、デザインが分かりにくい状態です。

 

貼箱に貼るのには向いていませんが、「エンボス加工」には向いています。

この紙を貼りやすいようにしてやれば、きれいなエンボス模様のはいった、デザインが特徴的な化粧箱が出来るはずです。

きれいな化粧箱ができたら、”箱屋の試み”でも紹介しますね。

 

明日は、金色以外のピカピカを紹介しようかな。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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