ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二十四回 「和」の顔にお化粧する紙たち その3
5月12日(水) 晴れ(香川県)
貼箱を「和」の顔にお化粧する紙の第三弾、きょうは漆紙をご紹介します。
漆(うるし)紙とは、見た感じに漆を塗っているような紙です。
実際には漆を塗っていませんが、表面の光沢、塗料の盛り具合なんかは、漆を塗っているように見えます。
写真は、橙(だいだい)色の漆紙です。
漆紙の特徴として、デザインを型押ししていることと、光沢のある塗料を塗っていることがあります。この型押しデザインが漆らしさを出しているんですね。
塗料が厚めに塗られていますが、紙の折り目で塗装が割れることはありません。
箱屋としては扱いやすくうれしい限りです。
漆紙を使った箱は、着物を入れたり、日本酒を入れたり、手紙を入れる文箱なんかに使われることが多いです。
単価はそれほど高くはありませんが、高級感を演出してくれるので、大事なもの入れる化粧箱にいいんじゃあないでしょうか。
華やかなデザインの漆紙もありますので、気軽にお問い合わせくださいね。
明日はきらびやかな和風の紙をご紹介します。
次回の箱屋の試み、お楽しみに!!
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