ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二十一回 貼箱の芯に迫る
5月7日(金) 雨(香川県)
きょうは、篠原紙器が得意とする化粧箱である”貼箱”について、その芯をご紹介します。
貼箱は、箱の形を作る芯と、箱の表情を作る化粧紙からできています。
芯は、箱を形作る役割と、箱の強度を保つ役割があります。そのため、変形しやすく、ある程度強い素材が使われます。
篠原紙器が使う芯は、チップボールと呼ばれるボール紙です。
写真は、チップボールで形成した、貼箱の芯模型です。
ご覧の通り、チップボールは灰色をしています。古紙を使っているんですね。
一度市場で役目を果たした紙製品が、回収されて溶かされて、固められて、また紙になるんです。
リサイクルされた素材でできている貼箱は、環境にもやさしいのです。
チップボールは、厚みによって強度が変わります。
写真のチップボールは<13>(じゅうさんごう)の規格になります。厚みにして0.9〜1.0mmくらいのボール紙です。
これくらい厚い紙であれば、けっこうつよい貼箱になります。
ジャムビン2本なら、じゅうぶんに保管できますよ。
チップボールで作った箱に、いろいろな化粧紙を貼ることで、貼箱は表情を豊かにします。
次回からは、その化粧紙のほんの一部を紹介していきます。
次回の箱屋の試み、お楽しみに!!
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