ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第三回 ちょっと強い貼箱

4月7日(水) 曇り(香川県)

 

身蓋式に続いて、今日はインロー式の貼箱を紹介します。

 

インロー式?

 

インローは「印籠」から来ていると言われています。古くからお薬を入れたりするのに使われている印籠箱が起源だそうです。

水戸黄門で切り札的に出てくる、葵の紋所がついているあの黒いケースも印籠箱ですね。

 

右の写真は、香水を入れるために作製したインロー箱です。濃いピンクの紙で化粧されて、主張の強そうな箱ですね。

この箱は、主張だけでなく、外からの攻撃にも強いんです。

箱のソコにもうひとつ、インナーと呼ばれる箱が入っています。中に入れるものは、この二重構造のミで守られるため、外からの衝撃を受けにくくなっています。

 

今回写真でご紹介したインロー箱は、フタをすればインナーが隠れて、外観上すっきりした四角い箱に仕上がります。

また、フタとソコが背貼りでくっ付いているので、オルゴール箱のようにフタを傾けて開けるようになります。

 

明日はインロー式のもうひとつの特徴を紹介する予定です。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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